脳トレを生活習慣に取り入れて認知症の対策

脳には物事を記憶する、読み書き・計算を行う、時間・場所を認識するといった機能があり、日々の生活で大いに役立っています。脳が働いているときは多くの血液が脳に流れ、栄養となる酸素と糖が運ばれます。これによって脳の機能の低下を抑える事ができ、認知機能を保てます。そのため、認知症の予防・改善や症状悪化を防ぐために、脳トレーニングを取り入れる人も増えています。

年齢を重ねるごとに脳は少しずつ萎縮していきます。「認知症」と聞くと高齢者を思い浮かべる人も多いですが、実は認知症は高齢者だけでなく、若い世代でも発症する事があります。

大事な予定や約束を忘れてしまったり、急に作業手順が分からずできなくなってしまったり、片付けができなくなる場合もあります。仕事や生活に支障が出るようになってはじめて気付く人もいるため、認知症の早期発見を目指して、日頃から改善の方法・対策をとる事が欠かせません。

ストレスを溜めずに脳を働かせる、日々楽しく取り組みながら認知症の予防・改善を目指したいとき、適しているのが簡単な読み書きや計算、塗り絵、折り紙などの脳のトレーニングです。

簡単な読み書き・計算

若い人なら少し難しい読みや計算問題、高齢の方なら簡単な漢字や足し算・引き算などの計算を行いましょう。制限時間を設けずじっくりと考える事で、脳を働かせて機能を保てます。

塗り絵・折り紙

どの部分に何色を塗るのか、何色の折り紙をどう折るのかを考える事で、脳に刺激を与えます。1人でもできますが、誰かと一緒に作業すると、他人を気遣う、配慮するといったコミュニケーションも図れて、より認知症予防につながります。

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