不眠症の悩みを解消したい…眠りのための基本知識

「十分な睡眠がとれていない」「日中の強い眠気により様々な活動に支障が出ている」「集中力が落ちている」といった悩みを抱える方は多いです。こうした状態を改善するためには、生活習慣を変えたり、睡眠環境を工夫したりするなどの対策が必要です。

不眠症と一口に言っても、入眠障害や中途覚醒、熟眠障害、早期覚醒など、睡眠障害はいくつかの種類に分けられます。例えば、十分な睡眠時間を確保しているはずなのに熟睡できていないといった場合は「熟眠障害」が考えられます。

睡眠は通常、脳は起きていて体は寝ている「レム睡眠」と、脳と体が寝ている「ノンレム睡眠」を交互に繰り返します。そのため、眠りが浅いと感じる場合は「レム睡眠が多い」もしくは「ノンレム睡眠で浅い眠りが多い」状態と言えます。

深いノンレム睡眠をとれない場合、脳も体も休まらず、強い疲労感が残りやすいです。すると、日常生活の様々な事に支障をきたすため、改善に向けてできるだけ早めの対策をとるのが望ましいです。

眠りに関して悩む人が増えている一方で、心身の疲労が溜まっているだけで不眠症ではないと判断する人も多いのが現状です。ただいずれの場合でも、良い眠りが得られていないのであれば、日常生活の見直し・改善が必要になります。

就寝前のカフェインを避ける、スマートフォンを使用しないといった習慣の見直しをはじめ、いつも使用している枕・マットレスなどの寝具の買い替えや体内時計のリズムを整えるよう意識するのも大切です。人間の体型は年齢とともに変化するため、今の自分の体型に適した寝具を選ぶ事で、より良い睡眠を得やすくなります。

また、何時に起床して何時に寝る、といったリズムを意識して作るようにすると、体内時計のバランス調整・ホルモン分泌の調整も規則正しくなります。不眠症かもしれないとお悩みでしたら、まずは自分でできる事からはじめ、効果がない場合は速やかに医療機関をご利用ください。

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